皆川明の旅のかけら デザイン編
①2011年春頃
最初のデザインはminaの有名なパターン「jellybeans」
箔で縁取りを書いて、革用の絵の具で色づけしようかな?
本のカバーに使われている、「bird」もいいかな?
(まんますぎてルリユールする意味ないかな?)
など、ぼんやり考え始める。
②2011年夏頃
イメージピッタリの色の
革を探すのは非常に困難。
革に合わせてデザインする所が大きいので、
革や紙等の素材との出会いが大事です。
製本教室の先生がアメリカから取り寄せた
鮮やかな黄色い革を見て、
ベースは「tambourine」、
「紋黄蝶」の形に抜くデザインにしようかなぁ…
箱も黄色にして…と、
黄色の本にしたいとイメージが固まりました。
③2011年冬頃
久しぶりにmina perhonenの本を開いて
やっと具体的にデザインを描き起こしました。
④2012年春頃
下ごしらえが終了。
①〜④の工程で約30時間。
表紙制作の下調べが充分でない為、
ここで一端作業を中断。
同時進行で進めていた
「アンティーク 香水瓶の本
(Antique Perfume Bottles)」に集中する事にしました。
下ごしらえは同じ行程なので
2冊一緒に制作した方が早いのと、
1冊の制作がストップしてしまった時の為にも
下ごしらえは2冊同時進行で進めています。
しかし表紙制作は
以前、2冊平行で制作していた時に、
「クリムト」完成時に集中力が切れ、
「オフ・オフ・マザーグース」の
タイトル入れを大失敗してしまった経験から、
仕上げは一冊づつ行うようにしています。
私の場合、表紙に力を入れすぎるので
1冊仕上げるのに1年〜1年半程度、
スリップケースも制作すると約2年ほど掛かりますが、
数年かけてじっくりと自分が成長し、
今まで出来なかった事が出来る様になって、
1冊仕上がった時の喜びは代え難いです。
毎回、困難なデザインで「作りたい」と言い出す私に
いつも根気よく付き合ってくださる
良い師匠に出会えたからこそだと思います。
「皆川明の旅のかけら」の完成は数年後、
どんな本が出来上がるかお楽しみに!
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