志摩 和具 お盆の仏さんのお守り編
母の在所の三重県志摩市和具付近では
おばあさんが初盆の家で
鐘をついて念仏を唱える風習があります。
祖母が念仏を始めた2006年頃(?)から
お盆は念仏で忙しく仏さんのお世話ができないので
毎年8月12日〜16日は志摩へ
仏さんのお守(ご飯当番)に行っています。
…って言っても、祖母が用意した物を器に入れて
お膳を上げたり、下げたりするだけなので
ほとんどぐーたらバカンス気分なんだけどね〜。
お盆は毎年こんな感じ。
12日
和具入り。
↓
13日
朝:ささげ豆のご飯と大根の揉み菜
夕方:御膳
夜食:そうめんや果物
お盆の間にいつでもいいので、
トコロテン 唐(から)の鏡 を供える。
↓
14日
午前中にお墓参り
ゆがわ+ひるな汁を魔除けに飲む。
(↑ひょうたんの実+なにか(?)の葉の入った味噌汁)
朝:御膳
昼:ぼた餅+酢の物or漬物
夕方:御膳
夜食:そうめんや果物
盆踊り
↓
15日
ご先祖様が帰るので大忙し。
朝:御膳(ぶんどう豆のご飯)
昼:きなこ餅+酢の物or漬物+果物
土産の団子(仏さんが担いで帰るので鉄アレイのような形をしている)
夕:御膳(夕ご飯と言いつつ実際は昼の12時頃備える)
立ち飯+大根の揉み菜
↓
16日
朝1で魚屋さんに行って鯵を調達して鯵のお寿司を作る。
手こね寿司、うなぎご飯、アワビ、サザエ、トコブシの煮物など
たくさんのご馳走を持って名古屋へ〜。
(今回は15日に帰宅した為、鯵のお寿司を作れなくって残念)
Facebookで教えていただいたのですが、
お盆に仏さんのお守りをするのは禅宗だそうですね。
ちなみに和具の家は禅宗の曹洞宗。
基本の御膳は2セットになっていて、
右が大人のお膳、左が子供のお膳。
メニューは山盛りのご飯、具入りの味噌汁、
野菜の煮物、漬物、お菓子の5品。
(果物、おかずなど、人が口をつけた物はダメ←こういう気持ちが大事)
お膳を下げたら1セットは、
外の庭に作ってある餓鬼棚に供え、
身寄りのない仏さん(無縁仏)にもお裾分けします。
白い木(オガラ)はお箸を表し、土産の団子にも使います。
たくさんのお箸があるのはたくさんのご先祖様の為。
送り火で仏さんを送ったら
そのお箸(オガラ)で最後に悪い所を突いて
持っていってもらうので、
顔、頭…など、をしっかり突いておきました。
ご先祖様はお腹いっぱいで、
土産の団子を担いで帰って帰っただろうなぁ。
おじいちゃん!
来年もご馳走を(おばあちゃんが)
たくさん用意しておくからねー。
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