「Ateliergk Firenze」さんを訪ねて
ルリユール仲間のトモミさんに誘ってもらって
大阪に遊びに行ってきました。
午前は朝一から阪急梅田のイタリアフェアに出店している
フィレンツェの革細工の工房「Ateliergk Firenze」さんのブースへ。
トモミさんが手帳ケースをお買い上げ!
イニシャルを入れてもらうので、
初めて本格的な箔押しを見る事が出来ました。
活字は真鍮製。ホルダーもかなり重いです。
まずは空押しで2回。箔をつけて3回。
同じ位置にしっかりと箔押しをします。
はぁ…職人技だなぁ。
お昼に30分程度の講演会がありました。
いつかフィレンツェの工房にお伺いしよう!
その為に頑張って仕事をしてお金を貯めよう!
と三人で約束をし、
思ったより阪急梅田に長居してしまったので
慌ててあべのハルカスへ移動。
北斎展のうんざりするほどのお客さんの
グレートウェーブにダイブしてきました。
(北斎展の感想はまた別記事に書くことにします。)
「Ateliergk Firenze」さんのプロの仕事を目の当たりにして、
もう自分の作品が恥ずかしくって仕方がなかったけど、
北斎の弟子 露木為一が
「先生に入門して長く画を書いているが、まだ自在に描けない・・・」
と嘆いていると、北斎の娘 応為が
「親父さんは子供の頃から八十幾つに至るまで
毎日描いているけれど、
この前なんか腕組みしたかと思うと、
『俺は、猫一匹描く事が出来ない』と、
涙を流して嘆いてるんだ。
自分が及ばないと自暴自棄になるときは、
その道が上達する時なんだよ。」と言うと
傍らにいた北斎は
「まったくその通り、まったくその通り。」と頷いたという。
素人の趣味とプロの仕事を
比べる事自体失礼な事だけど、
自分の実力に絶望する時は上達をする時、
今できる事を地道に精進していこう。
それはもう濃い大阪の1日だったけど、
プロのキリリとしたお仕事を拝見できて
大阪まで行って良かった。
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