展覧会 岡本太郎
愛知県美術館で開催していた
「岡本太郎展」の最終日に出かけてきました。
会場に入ると最初は太郎と愛知の関わりのブース。
「オリエンタル中村百貨店、懐かしいわね」
という声もちらほらあって、
「この壁画を見ながら百貨店に通っていたのかな?」と
オープン当初からオリエンタル中村百貨店で
仕事をしていた義父に思いを馳せました。
太郎のパリ時代の作品が興味深く。
1993年にパリのゴミ集積場で発見された
「推定 岡本太郎 」の作品の発見・検証の映像は、
2003年にメキシコで「明日の神話」が発見された時の
ドキドキを思い出します。
お客さんは年齢層が幅広く、
岡本太郎は色々な方が親しみを感じている芸術家だなぁと実感。
最終日なので混み具合を心配していましたが、
人垣から覗いてみるほどではなく存分に楽しめました。
プロダクトも面白かったけど
(7月に見たミロがオーバーラップするような)
初期の平面作品が印象的。
作品が個人に所有されてしまうと
作品が公開されなくなってしまうため、
パブリックアートやプロダクトデザインを手掛け、
大衆の中に芸術を(自分自身さえも)精力的に表現したこと。
晩年メディアに露出しつつも
過去の作品の上に新しい作品を上書きし、
作品を生み出し続けていたことなど、
そのパワーに圧倒されました。
色々な太郎の言葉があったけど、
太陽の塔のラフスケッチの右端に走り書きされた
「ひろがることによって逆に根にかえって行く」という言葉は、
自分の千枝という名前と重なってグッと心に沁みました。
大切な言葉。忘れないようにしたいなー。
続いて、NHKの「タローマン展」に移動。
その作り込みがすごい🔥🔥
最初TVでタローマンを見た時は
「レトロ風に作ったの?おもしろーい!」
インタビューなどが放送され
「ん?これ1970年代に作られたの!?すごい!」
しかし調べてみると
>「1970年代に放送された巨大変身ヒーロー物の特撮作品」という体裁のもと、
>岡本太郎の作品や言葉をモチーフとして制作された特撮番組およびモキュメンタリー。
ということで、翻弄されたことさえも楽しかった☺️
岡本太郎 & タローマン 満喫しました。
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