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2023年10月

2023年10月31日 (火)

いろいろ な やまやま

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いろいろ な やまやま(タントの紙見本のノート)
制作 2006年

表紙 丸背 モザイクに箔押し

タイトル 金箔

見返し 友禅紙

花布 山吹 裏打ち布

箱 タントに箔押し

前回真っ黒の本を作っていたのでその反動で
色鮮やかなものを作りたくなり、
平和紙業さんでいただいたタントの紙見本のノートの
色鮮やかな小口が面白いと思いルリユールしました。
見返しは山の模様が大らかで陽気で良いなーと思って
買っていた友禅紙だったので、
本を開くと漢字の「山」の字にデザインしてあります。
分かるかな??

ステッチ模様はマイナスドライバー3本を電熱コンロで暖め、
順番に箔押ししていくのですが、
熱し過ぎると革が焦げてしまうし、
熱し足りないと箔がつかないので、
リズミカルに押し続けるのが難しーい💦
本を作ってから箱を作って箔押ししたので、
箱の方が上手く押せてて
作りながら自分の成長を実感しました😅

自分で考えたデザインで製本する事が、
とっても嬉しかった作品でした。

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2023年10月29日 (日)

近藤美和さんの個展「黒い森〜豊穣の闇〜」

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スペースプリズムで開催している
近藤美和さん( @miwa_beautifulharmony)の個展
「黒い森〜豊穣の闇〜」を拝見してきました。


美和さんの作品を初めて拝見したのは
確か10年くらい前の平和紙業さんでの手製本の作品展。

その後、一宮のリテイルのイベントで
妹に「趣味が合うと思うよ。」と
紹介してもらったように思います。(うろ覚え)


2016年の絵本原画展「十番目の王子」ではオリエンタルな世界観
2019年の作品展では装丁を意識したモノクロのイラストと
作品展に伺うたびに常に進化し自分の世界観を
より深めていく美和さんに驚かされてきました。


テンペラ画など常に表現方法を模索されていて、
かといってアナログ一辺倒ではなく、Premiereで動画編集も!

くるくるレタープレスワークショップで半年ごとにお会いして
お話しを伺うたびにその学ぶ姿勢にいつも刺激をもらっています。


今回の作品展では初日にお伺いしたのにも関わらず、
すでに売約済みとなっている作品が多く驚いたけど、
プリズムの高北さんから「売れる作品」と
「作家として作品」に ついてのお話を伺う事ができ
それもまた私にとっては勉強になりました。


近藤美和個展 黒い森〜豊穣の闇〜
スペースプリズム https://spaceprism.com
~11月5日(日)まで
12時~19 時 (火曜休廊・最終日は17時まで)

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2023年10月28日 (土)

名古屋イラストレーターズクラブ「TIME TRAVEL」展

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名古屋イラストレーターズクラブ(NIC)展を拝見してきました。


今回のテーマは「TIME TRAVEL」
それぞれのイラストレーターさんが
自分のターニングポイントになった年など
「時」をテーマに作品を描かれていましたが、
業界の先輩方や同年代の方々の思い出のコメントと、
自分を重ねながら共感しやすいテーマでした。


また今年はNIC創立50周年の記念行事が多く、
クラブに所属している講師仲間の方々が
活動を頑張っている様子を拝見していたし、
学校から授業で作品展に行った学生の感想を
読ませていただく機会があったので、
去年、一昨年とは違った作品の見方ができました。

イラストレーションを学ぶ学生さんの話を聞くと、
「イラストで食べていけない」という言葉をよく聞きます。
ipadなどで簡単に絵が描ける様になって
イラストのハードルが下がっていてライバルも多いけど、
自分のやる気次第で発信・発表の機会も多いと思います。
自分のやりたいことを諦めずに
「試行錯誤をしながら描き続ける」事を
イラストレーターの先輩がたから学んで欲しいです。


名古屋イラストレーターズクラブ(NIC)展「TIME TRAVEL」
は明日29日(日)まで、

愛知芸術文化センター8階J室にて開催しています。

2023年10月25日 (水)

植物と神話 / 続・植物と神話

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植物と神話 / 続・植物と神話
著 近藤 米吉
雪華社 1973年 / 1974年 第1版
制作 2005年

表紙 丸背 両袖装 天金

タイトル  金箔

見返し キュリアスメタル ダークグレー

花布 緑 × 黄緑 裏打ち布

箱 漆紙

この2冊は続き物だけど、「植物と神話」が糸綴じ、
「続・植物と神話」が無線綴じで、2つの製本の仕方を学べました。

漆紙は気に入っていて、
友人のために作ったはさみ袱紗にも使用。(下の写真)


丸背の革製本に憧れてルリユール教室に通い始めたので、
やっと革を扱えた事や、タイトルの箔押し、スリップケースなど、
初めて学ぶことが嬉しく楽しかったのを覚えています。


革を漉くのは時間がかかるし大変だけど、
革は貼り直しができるし角の処理も簡単、
紙に比べてボンド・水・手の油を気にしなくて良いので
革製本の方が作りやすい。

角を革にする事で強度も出るし、
半革装はとても合理的な製本方法だなぁと思います。


それに何より、紙や布よりも革製本を手に取った時の
あたりの柔らかさが好きです。

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2023年10月23日 (月)

ティーブレイク

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色々焦る月曜日だけど、@notoki_letterpressさんに
いただいた紅茶を淹れてティーブレイク。
優しい思いと香りに包まれます。

頑張ろう。



2023年10月21日 (土)

智恵子 紙繪の美術館

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智恵子 紙繪の美術館

著 高村 智恵子 / 写真 高村 規
芳賀書店 1996年 第1版
制作 2004年頃

表紙  丸背 布装

タイトル 折り紙に印刷、埋め込み

見返し 新・星物語 カレント

花布 グレー × イエロー 裏打ち布

2003年に紙の温度のルリユール教室に通い始め、
ソフトカバーノート → ハードカバーノート →
半丸背(pic2右「うたごえ全集」)の後に制作した
初めての丸背本です。


2003年は仲間と一緒に事務所を借りて仕事をしていたけど撤退。
仕事を大きく転換した時期でした。

「今まで忙しくてできなかったことをやろう!」と
ルリユールを学び始め、着物にのめり込んでいたので、
着物趣味の影響が感じられます。


自力で作った銀色夏生の本に比べると、
急にクオリティがアップ!

本来ガサツなタイプなのですが、
ルリユールの教室で物作りの姿勢を学ばせていただきました。

それが今のレタープレスの試行錯誤の
基礎になっていると思います。

2023年10月19日 (木)

箔とファンシーペーパーのコラボ展5th

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平和紙業ヴェラムさんで開催している
「箔とファンシーペーパーのコラボ展5th」巡回展
に出かけてきました。

6月に瞬殺完売になった「HAKU+KAMI2」が
展示されているので、
手に入れる事ができなかった方は必見ですよー!

五感紙やフリッターなど凸凹の紙への箔押しは?
ベタは綺麗に箔がのるの?
文字や線は何ポイントまで大丈夫?
黒紙に黒箔はどれくらい見える?など
これから箔押しに挑戦したい人におすすめです。

また、店頭で「HAKU+KAMImini」が
販売されていて学生さんも購入できる良心価格。
これはお値打ち!
紙と箔のパターンが違うので、
選んで購入することができます✨✨

「HAKU+KAMI」「HAKU+KAMI2」も買ったけど、
「HAKU+KAMImini」も買っちゃいました〜😁
(ちょっとしたプレゼント用にもっと買えばよかった!
って後悔したのでまた行っちゃうかも。)

ペーパーボイスヴェラム
会期は10月30日(月)までです。

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2023年10月15日 (日)

君のそばで会おう

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君のそばで会おう
銀色夏生
角川文庫 1988年 第1版
制作 2000年頃

表紙 布装

タイトル ブルーメタリック印刷 + アクリルプレート

見返し ファンシーペーパー(銘柄不明)

花布 シルバーのリボン

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ルリユールを学ぶ前に
製本の本を見ながら自分で制作した作品。

この時は「なかなか上手くできたー!」と思っていたけど、
今見返すとボードの面取りは勘違いしていたし、
布は裏打ちしていないし、
端の処理は雑だし、
溝はもっとキリッと凹ませた方が良いなーとか、
色々恥ずかしいところがあります💦


だけど、アクリルプレートを裏面より埋め込み、
フィルムに印刷したブルーメタリックの文字を
重ねているところは私らしい作品。
この頃はALPSのMD-5500というプリンターを使っ
てメタリック印刷をしていました。

高校生の時に好きだった銀色夏生。
先日学生から銀色夏生の話が出て、懐かしかった。
(そして少しセンチメンタル)

色々知らなくて間違っていたりしても、
その年代にしかできない事、
作れない物、
感じる事ができない感情があるよね。

2023年10月12日 (木)

谷川俊太郎 絵本★百貨展

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清須市はるひ美術館で開催している
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」に妹と出かけてきました。


私が谷川俊太郎さんの名前を覚えたのは、
小学生の頃のクリスマスプレゼント「かみさまへのてがみ」。

2020年春のブックカバーチャレンジで
紹介したい本を探しているとき、
谷川俊太郎さんの本と意識して購入したことはなかったけど
俊太郎さんの本が意外に多い事にびっくり!
(写真以外にもまだまだあった😁)

知らず知らずに俊太郎さん言葉は身近にあったんだなー
と実感しました。


展覧会のキャチコピー
「美しいより、おもしろく。意味があるより、おもしろく」が
谷川俊太郎さんらしい。

先週購入した和田誠さんの図録に書いてあったけど、
俊太郎さんの詩は説明的すぎず、
イラストを描く時に想像力を膨らませることができる。
それが自分を開花させてくれるという言葉が印象的でした。

確かに作品展の絵本たちを見ると
「この詩にこんな絵を書いちゃう?」とか
「この装丁!おもしろい!」 と、
イラストレーターやデザイナーの遊び心を触発する
俊太郎さんの言葉あそびが楽しいのだと思います。

(クレジットを見ると祖父江慎 +cozfish(コズフィッシュ)
の表記が多くやっぱりなーと思う。)

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和田さんの図録も分厚かったど、谷川俊太郎さんの図録も分厚い!
あんまり本を増やしたくないんだけど、
ブックデザインが素敵だったのでまたもや購入😅

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谷川俊太郎さんの詩で自分だったらどんな絵を描くかな?と、
イラストレーション学科の学生さんには
ぜひ見に行ってほしい作品展。


和田誠展と比べるとボリューム少なめですが、
のんびりじっくり絵本が読めるので、
息抜きしたい方にもオススメです。

清須市はるひ美術館 谷川俊太郎 絵本★百貨展
~11月26日(日)
10:00〜19:00(入館は18:30まで) 月曜日 休館
和田誠展の半券を持参すると200円引きになりますよ!


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私と妹のピンクな足元
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2023年10月 8日 (日)

オフ・オフ・マザーグース

和田誠さんの展覧会の余韻で、
2010年に革装した和田さん訳の
「オフ・オフ・マザーグース」を
引っ張り出して読み返してみる。

和田さんのマザーグースの音の響きは可愛らしいけど、
あとがきを読むと
「世の中に素晴らしい訳はすでにたくさん出されているけど、
自分なりに言葉遊びをしたい!」
という熱い気持ちを感じます。


今までパッセカルトンは投稿で紹介してたけど、
ブラデルはちゃんと紹介したことがなかったので
これを機にポツポツと紹介して行こうかな。



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オフ・オフ・マザー・グース
筑摩書房 1989年 第1版

表紙のベースはプリントのスエードレザー
デコールは白や薄茶色の革に茶の顔料箔+革用絵の具で着彩。
ボードを凹ませてからベースのスエード革を貼り、
エラガージュしたモチーフを埋め込んでいます。


タイトル 銀箔

見返し プリントペーパー

花布 天/蛍光グリーン・地//蛍光ピンク
(天地の花布を変える事で
 マザーグースのナンセンスさを表現したかった)


箱 自分でクロムコート染めした紙を使用

実はこの作品、最初全く違う革で製作していたけど
表紙に箔で文字を描いた時に失敗してしまい…😩

失敗した時はあまりの出来事に呆然。
でも失敗したまま完成させるなんてありえない…。

結局、カルカスの作り直し/新しい革を漉き直す
ところからやり直しすることにしました。


当時は自分の失敗にほとほと呆れていましたが、
今は作り直したことが
「失敗してもやり直すことができる、もっと良くできる」と
自信にもなったと思います。


2023年10月 7日 (土)

感性教育

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刈谷市美術館の和田誠展を妹と観覧中、
トライデントデザイン専門学校時代の恩師 宮崎喜一先生と
偶然お会いしました。
専門学校を卒業してから四年後(デザイン事務所に勤務しながら)
非常勤講師として編集デザインを教えることになり、
当時妹はイラストの仕事をしていいたのでイラストの講師として、
姉妹でお世話になっていました。

宮崎先生といえば私も学生時代に授業を受けていた「感性教育」。
リトルワールド、三角の日、
(草月流の先生に学ぶ)三又のオブジェ作りなど
30年以上経った今でも
授業のわくわくした気持ちを覚えています。
今思うと本当に贅沢な授業✨✨

デザインの専門学校でアプリケーションの習得や
実践的なデザインの技術も大事だけど、
デザイン以外のプロフェッショナルの方の話を聞いたり、
手を動かして色々な発想で物を作ることって
本当に大事だなぁと思います。
今だからこそ大事!

また授業中たくさんの絵本の紹介をしてくださり、
一番好きだったトレーシングペーパーを使った綺麗な絵本が、
ブルーノ・ムナーリの「霧の中のサーカス」だと知ったのは
20代半ばになってからでした。

宮崎先生は現在長久手で「ソダテルlabo」という
ART・自然をキーワードに
4歳〜高校生を対象にした学びの場を作っているそうで、
生徒さんたちが羨ましい!

宮崎先生、長久手に遊びに行きますね!

和田誠展

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刈谷市美術館で開催している「和田誠展」に
妹と出かけてきました。


まずは二階の第一展示室、柱の4面に和田さんの年齢と
その年の主なお仕事がわかりやすくまとめてあり、
和田さんの年齢とその歳の自分を思い浮かべながら
柱を行ったり来たりするのはとてもイメージしやすかったです。


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ただ第一展示室のボリュームがとても多く、
和田さんの83年の人生を垣間見るだけでも
2時間以上も過ごしてしまいました💦


年表の両端には、
和田さんに関する色々なトピックがまとめられており、
1番興味深かったのはパロディのコーナー。

ピカソ風、マティス風、クレー風、宇野亜喜良風、湯村輝彦風
などの装丁を見て笑いが止まりませんでした。
ウェットに富んだ遊び心がデザイナーには大切だなぁと実感し、
ますます和田さんのことが好きになりました。


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イラストだけではなくデザインのお仕事が多かったのも
学びが多かったです。

写真や他の作家のイラストも使って、
自分のイラストだけで完結させてしまわないところが
デザイナーとしてとても共感できました。

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ただ、第一展示室でかなり体力を消耗してしまったため💦
次のポスター、レコードジャケット、文春の表紙、
装丁のコーナーなどは集中して見ることができなかったのが残念…
(閉館時間の17時まで3時間半いたんけど💦美術館賞は2時間くらいが限界かも)

10月11日(水)から一部作品が入れ替えになるので、
時間に余裕があれば後期にもう一度見に行きたいなと思います。

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コジマ姉妹ともに図録を購入😆
展覧会よりも詳しく文章が書かれているし、
展覧会では見られなかった作品も掲載されていたので
(私家版絵本7冊についてもしっかり紹介されており嬉しかった💕)
週末に図録を読んでかなり満足感がありました。


図録の中の装丁に関する和田さんの言葉。
「まずは装幀のヒントになるものを探しながら読んでいる。
(中略)概略だけでは役に立たないのが普通。
 ヒントはディテールにあることが大部分だからだ。」

現在、授業で装丁の授業をしているので、しみじみそう思います。
図録は見応え読み応えありです!

pic10 展覧会のチラシは4パターンもあって楽し💕

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私は谷川俊太郎さんのマザーグースをきっかけに、
和田さんのことを好きになったのですが、
「次回ははるひ美術館の谷川俊太郎さんの展覧会に行こう」と
約束して妹と別れました。

こうして姉妹で美術館に一緒に行って、
デザインの話ができるのは本当に幸せで恵まれているなー。


和田誠展
刈谷市美術館
前期 9月16日(土)− 10月9日(月・祝)
後期 10月11日(水)− 11月5日(日)
リピーター割引=前期入場券(有料)の半券の提示で、
後期入場料が400円引きになります
(1枚につき1名1回限り有効。各種割引との併用不可)。

2023年10月 1日 (日)

「かぐや」のたちまち

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1ヶ月前に常滑の澤田酒造さんで開催された
「白老 秋の蔵まつり」で購入した「生ういろう 白老」。
パッケージが可愛くて購入したのだけど、
掛け紙を取ってテンションが上がりました。

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なんと上箱(蓋)は「かぐや」のたちまち!
平和紙業さんでも取り扱いのある「かぐや」は
凸凹で月のクレーターを表しているけど、
これは丸い凸凹を発酵の様子に見立てているなんて💕
素敵ー!✨✨


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下箱はトーンF?と思ったけど微妙に色が違うようだし
「特別に作った色?または別の紙?」と
あれこれ想像を巡らすのもまた楽し。

細部に遊び心があってワクワク楽しくなるなー🐸💕


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たちまちづきは「立待月」

まだかまだかと立って待つ月、十七夜を表しています。

特に8月の十七夜の事を言うそうですが、
中秋の名月+満月だった日から2日経った今日は立待月の日。

日中はお天気が悪いけど、夜になったら
少し欠け始めたお月様を探してみようかな。


後期の授業が始まって
紙のサンプルをどっさり持って学校に向かう日々。
その中には「かぐや」や「星物語」などもあって、
「紙ってとっても素敵で、その素材の力を使わない手はない!」
と授業にも力が入ってしまいます✨✨

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