LITTLE BEAR BOOKS
3月9日の専門学校の卒業式の前に
平和紙業 ヴェラムさんさんで拝見した
「LITTLE BEAR BOOKS」の展示は
すでに終了してしまいましたが、
気持ちが熱いうちにレポートしておきます。
@littlebear_booksは
遠藤一成さん(アートディレクター/名古屋芸術大学)と
大熊美央さん(グラフィックデザイナー)が中心となり
2022年11月に発足したブックレーベルで、
作品展では平和紙業さんで常備在庫販売を終えた
8種類の用紙を使った「LITTLE BEAR BOOKS #2」を
中心に展示されていました。
「LITTLE BEAR BOOKS #2」は
廃盤になった紙の中から赤をメインに本ごとに用紙の構成を変え、
小口の色のバランスを考えて順番などを決めたそうですが
本ごとに使用用紙が違う
↓
本の束(つか)も1冊1冊違う
↓
スリーブケースもその本専用に作られているという事でした。
本ごとに使用用紙が違うって、
印刷の段階から本当に大変ですよね…
(名古屋芸術大学の印刷工房でリソグラフ印刷)
製本はPUR製本の無線綴じで、
通常の無線綴じに使う糊に比べると柔らかく
しっかりと本を開くことができ、
綺麗にRを出すことができるという事でした。
製本後表紙を剥がしたそうだけど
(表紙側に糊をつけるからかな?)
背の糊は綺麗でびっくり
PUR製本を知らなかったけど、
今後増えていきそうですね。(もうメジャーなの?)
製本、印刷好きにはとっても楽しい展示会で、
私は大熊さんの本を購入させていただきました。