「北斎-富士を超えて-」
あべのハルカス美術館で開催されている
「北斎-富士を超えて-」展に行ってきました。
今秋はNHKでたくさん北斎を取り上げていて
9月15日(金) 特集ドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」
9月15日(金)歴史秘話ヒストリア「葛飾北斎」
9月22日(金) 「北斎の娘・お栄」
10月9日(月・祝) 「北斎"宇宙"を描く」
それらを見て密かに北斎熱が高まっていた時に
友達から「大阪に行かない?」というお誘いに乗っちゃいました。
今回の展覧会は大英博物館国際共同プロジェクト。
大英博物館ではおよそ70年ぶりとなる北斎展となり、
北斎の晩年30年に焦点を当て、
肉筆画を中心に世界中から約200点の作品が集結したそうです。
たまたま録画が残っていた
1月に放送された日曜美術館も改めて見直して
北斎の色々なエピソードを予習もバッチリ!
コンビニで入場券買って準備万端!と
会場に到着したものの、
1時間後の整理券をもらって指定の時間に集合。
そこからまた20分くらい並んだので
入場できたのは4時くらい
うんざりするほどのお客さんのグレートウェーブにダイブしてきました。
90歳の頃の肉筆画の迫力。
彫り師、刷り師の職人たちの技に圧倒されて、
会場を出た途端ヘトヘト。 見応え十分でした。
TVで予習したエピソードの数々。
当時「一流一門」が一般的であったのに、
様々な流派に弟子入りをし、
西洋画の技術も貪欲に取り入れたり。
死を目前にし、
「天があと10年、命長らえることを私に許されたなら、
天があと5年の間、命保つことを私に許されたなら、
必ずやまさに本物といえる画工になり得たであろう」
と言って絶命したとか。
北斎の「もっともっと絵が上手くなりたい!」という
向上心というか執着心!が凄い。
最近は必死とか一生懸命とか
頑張ることがちょっとカッコ悪い?みたいな風潮があるけど
必死な向上心。格好良いなって思うし、見習いたい。
もっともっと恥ずかしいくらい
必死になってもいいんじゃないかって思う。
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