文化・芸術

2025年7月 5日 (土)

近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳

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愛知県美術館で開催されている
「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」の
初日に出かけてきました。


金曜日は20時まで開館しているので、18時に美術館集合!
初日のせいか夜でもお客さんが多かったです。

実は「竹内栖鳳」のことは全く知らず、
ルリユール友達のお誘いに
「 たまには知らない画家の作品も見よう」と
出かけたのですが、
色々な作風…特にライオンの作品がカッコよかったなー。

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会場内の説明の文章に
『…諸流派寄せ集めの「鶴派」の絵であると評されました。
(中略)
棲鳳は、若いうちは画が早く一定するよりも様々なものに
挑戦する方がよいと考えていました。(中略)
棲鳳はこの時期、諸流派の画風を取り入れたり、
古画を参考にしながら自分の作品に落とし込もうと工夫したりと、
四条派の伝統を引き継ぎながら、
それを超える研究と挑戦を試みていたのです。

それを示すかのような色々な作家の模写の量が凄かった!
あのかっこいい線を描くために、
たくさんたくさん描いたのだなーと実感します。

そして自分も「線を描きたい!」という衝動に駆られる…。
(単純)


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グラフィック的な作品もあり
親近感を感じる作品もありました。

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愛知県美術館
「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」
前期:7月4日(金)〜7月27日(日)
後期:7月29日(火)〜8月17日(日)

美術館賞のあとはビール🍻
みんな着物好きな方ばかりで、
久しぶりに着物の話ができたのも楽しかった。
結婚してから着物を着る余裕がなくなってしまったけど、
もう少し着物を着て楽しめる環境にしたいな。

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2025年6月27日 (金)

活版印刷とカリグラフィー

今日の学校帰りに
名古屋栄三越8階 ジャパネスクコートで開催中の
「活版印刷とカリグラフィー」に行ってきました。

↓は今日の戦利品✨✨

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活版印刷とカリグラフィー
名古屋三越 8階 ジャパネスクコート
6月25日(水)~7月1日(火)[最終日午後5時終了]


2025年5月22日 (木)

レオ・レオーニと仲間たち


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刈谷市美術館で開催されている
「レオ・レオーニと仲間たち」に出かけてきました。
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最初の絵本「あおくんときいろちゃん」を制作したのは
49歳の時 、それまでグラフィックデザイナー、
アートディレクターとして活躍していた事、
ブルーノ・ムナーリとの交流など、
レオ・レオーニの絵本しか知らずに出かけたので
とても新鮮でわくわくしっぱなしの作品展でした。

レオ・レオーニのグラフィックデザイナーとしての
仕事を見た後に絵本の作品をみると、
なるほど!色々な技法の絵本たちは
とてもデザイナーらしいアプローチだと納得。
恥ずかしながら「スイミー」の作者と
「平行植物」の作者がイコールではなかったので💦💦
レオ・レオーニの作品をしっかり見る良い機会になりました。

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刈谷市美術館で開催された昨年の宇野亞喜良さん、
一昨年の和田誠さんと、
グラフィックデザイナーからイラストレーションの
お仕事をされている方の展覧会をみる機会に恵まれ、
50代になって改めて「グラフィックデザイン」って楽しい!
もっと色々試して作ってみたい!と
学生の時のようなわくわくを感じています。

お抹茶の和菓子は「あおくんときいろちゃん 」
掛け軸は「薫風自南来」
清々しい気持ちで美術館を後にしました。

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会期は年6月15日(日曜日)まで、
ねずみモチーフで100円引きの「ねずみ割」があるので、
これから展覧会に行く方はお忘れなく🐭

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2025年5月21日 (水)

オーブリー・ビアズリー


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Facebookは以前の投稿が表示されるのがいいね。
5年前の当時はブックカバーチャレンジで
色々な本を紹介していて、
2020年の今日は「アールデコの挿絵本」などを紹介していました。
文章の最後に
“「オーブリー・ビアズリー」を再販して欲しいです。(涙)”
と書いていて、今年三菱一号館美術館で開催されていた
ビアズリー展に合わせて再販されていたのを
タイムリーに入手したところでした!

本の内容はビアズリーの装幀デザインやポスターなど
グラフィック的な表現も多くとても興味深かったです。

ビアズリー展は行けなくて残念に思っていたけど、
奇跡的に再販が叶った事を喜んだ方が良いよね✨
Facebookありがとう!

「オーブリー・ビアズリー」
出版社:PIE International
解説・監修:海野弘

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「アールデコの挿絵本」
出版社:東京美術
著者: 鹿島茂

「バルビエ×ラブルール」
出版社:求龍堂
著者:鹿島茂

「オリエンタル・ファンタジー」
出版社:PIE International
解説・監修:海野弘

2025年4月26日 (土)

フィリップ・ワイズベッカー

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色々な印刷を楽しみながら本づくりをする会(仮)」の会話の中で
ラテンアルファベット書家の
@_ch_is_art_o_さんが
「今日からON READINGさんのギャラリーで
 フィリップ・ワイズベッカーの展示をやっているよ」
妹「今から行こうかな、千枝ちゃんも行く?」と
その足で三人でON READINGさんに向かうことに。


フィリップ・ワイズベッカーさんのことを知らなかったので、
@_ch_is_art_o_さんに教えていただきながら
三人でわいわい話しながら作品を鑑賞してとても楽しかったです✨✨


ON READING(@on_reading)

PHILIPPE WEISBECKER Exhibition
2025年4月26日(土) ~ 5月11日(日)
12:00〜20:00 火曜休
※4月29日(火祝)臨時営業
※5月6日(火祝)休

以前「le petit marche」という雑貨屋さんが
あった時のことを思い出していたら、
今朝facebookで12年前に「ON READING」を訪れて
同じようなことを思っていた内容の投稿が出てきてびっくり。

これから12年後は65歳、
本や紙や印刷物を囲んで楽しめていたら幸せだなー。

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2025年2月 1日 (土)

パウル・クレー展 ── 創造をめぐる星座

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愛知県美術館で開催されている
「パウル・クレー展 ── 創造をめぐる星座」に
出かけてきました。

キャプションが多く読むのが大変でしたが、
それだけクレーの作品が奥深く
説明したくなる作品だということかもしれません。

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多くの説明文より、興味深かったのは
「座っている少女」の
『まず純粋に美的な感覚を頼りに即興的に色彩の斑点を描き、
そのなかに「座っている少女」を読み取って、その姿を
輪郭線と明暗によって浮き上がらせたという表現方法。』

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別の絵では
『クレーのキュビスムは抽象的な形の集積である。
現実の対象をいかに描くかという問題からではなく、
抽象的な画面をいかに構成するか、
という問題から重視していた。』など、
クレーの名言
「芸術とは目に見えるものをそのまま再現するのではない、
見えるようにすることにある」
その視覚化を垣間見ることができました。

また水彩の吹き付け(スパッタリング)
糊絵具(糊だけでなく色々な顔料を混ぜたオリジナル絵の具)
油彩転写(自作カーボン紙)など
画材や支持体、技法への取り組みも興味深かったです。



昨日は広東料理のランチでお互いに誕生日をお祝い
(お店は妹のセレクト、めっちゃ美味しかった🍽️)

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お店の斜向かいで妹の知人がグループ展に
出展しているという事で作品を拝見(ほっとする絵が多くて◎)

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なんだかほっこりのんびりした気分で向かったクレー展。
考える脳を使いすぎて展覧会を見たあとはへとへとでした〜〜〜。

こうして美味しい料理を食べて、
素敵な作品を教えてくれたり、
一緒に美術館に行ける妹の存在は本当にありがたいです✨✨

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2024年12月 1日 (日)

ZINEフェス岐阜

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ZINEフェス岐阜に出かけてきました。
写真は今日購入したZINE↓
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ZINEフェスの良いところは、
作者の方と色々なお話ができる事で、
先日トークイベントに行った編集者 藤本智士さんの
「のんびり」に刺激されて秋田の旅行記を作られた方と
「私ものんびり好きでした」という話をしたり

「ブースを取ったけどZINEを作れなくって」という男の子に
「紙を変えたらもうZINEだよー」という話をしたり、

名古屋の専門学校で講師をされている方とUV印刷の話をしたり
(ちゃっかりくるくるレタープレスの宣伝しちゃったり😉)
「本が好き」という共通点があると話が弾みますねー。

コプティックや交差式、角背の上製本など
色々な手製本のZINEも多かったです。
ZINE作りたくなってくるなー

2024年11月23日 (土)

「絵本の か・かた・かたち」井上奈奈の仕事展

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友人の二人のイラストレーターさんがお勧めしていた
「文喫 栄」(
@bunkitsu_sakae)の企画展
『「絵本の か・かた・かたち」井上奈奈の仕事展』を
拝見してきました。


「印刷機を画材として使う」というのは本当に共感!
イラストレーターさんにこそ色々な印刷の特性を知って、
使いこなして欲しいと思っています。

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井上奈奈さんの素敵な本がたくさんあって、
あれこれ欲しくなってしまったけど「星に絵本を繋ぐ」を購入。

先週に引き続き「本っていいなー」という
製本熱が高まってきています。


展覧会は~11月30日(土)まで、
本と印刷がお好きな方にお勧めですよ✨📖✨


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2024年11月 8日 (金)

宇野亞喜良展

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刈谷市美術館で開催している「宇野亞喜良展」に
妹と出かけてきました。


宇野亞喜良さんは名古屋市出身ということもあってか、
タイミングよく聞くことができたギャラリートークは
すごい人数のお客様!関心の高さが伺えます。

ギャラリートークを聞く前に一巡していたのですが、
キャプションにはないお話をお伺いできて
より展覧会を楽しめました。


ギャラリートークでもお話しされていましたが
グラフィックデザイナーでもあった宇野さんの
「ゴールは印刷物」という考え方。

そして図録にも「印刷によって表現を高め、
 面白くしようとする。」
「印刷技術に対し、原画の再現よりも
思わぬ方向で表現が広がることを面白く感じる。」
などの記述があり、

現在イラストレーターに表現としての
印刷を教える私自身にも学びが多かったです。


展覧会ではサイトウプロセスのハンドカットの
シルクスクリーンのポスターを
見ることができたのも収穫があったし、

アセテートフィルムに油性ペンで書いてそのまま製版する
ダイナベースという方法(初めて知ったー!)など、
思っていたよりも、
印刷に関する事柄が多くて脳がパンクしそう!

& 一年前の和田誠さんの展覧会に続きすごい仕事量!

13時に会場入りしたのに、
17時の閉館のアナウンスで
慌ててミュージアムショップに向かい、
回らない頭でとりあず図録だけ購入しましたが、
翌日改めて図録の文章を読んで作品展を
反芻することができてよかったです💦
(デザインの引き出しの津田淳子さんが企画した
「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」も見たかったなー。)


「この調子は潰れてかまいません。」という赤字に衝撃⚡️↓

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会期は今週!9日(土)までです!🏃‍♂️🏃

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2024年10月23日 (水)

紙のかけらを集めて

マティスの絵のよう


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